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なぜ子どものうちからプログラミングを学ぶの?

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2023.10.27

2020年から小学校でプログラミング教育がはじまり、中学校での強化、高校で「情報I」が必修化、そして大学入試科目になります。プログラミングは教育の中で重要な役割を担っています。では、なぜプログラミングが必要なのでしょうか?

プログラマーが足りない?

世の中、スマホかパソコンがないと不便でしょうがない時代になってきています。
コロナのせいでそれが加速してきていました。そして、世の中の家電製品や車、これらはコンピューターで制御されています。だからプログラマーがこの先足りなくなるというのです。
と、この意味がわかる方はよいですが、「なんで?」と思った方、そんなあなたのために解説します。

コンピューターって、人間が及ばないほど頭がいいというイメージはありませんか?もちろんそのとおりで、何千桁の計算も一瞬で行ってしまうものだってあります。
でも、その計算、どうして正解が出せるのでしょうか?コンピューターが勝手に計算方法を導き出したのでしょうか?

アニメに出てくる空想上のロボットたちならともかく、意思も何も持たないコンピューターはそんなことはできません。
そうです、人間が「こういう風に計算すれば答えが出る」という仕組みを作っているからなんです。

この命令、これが「プログラム」です。ですので、この「プログラム」という命令を作ること、この作業を「プログラミング」といいます。

そしてこの「プログラミング」をする人たち、それが「プログラマー」です。

 というわけで、今後もっとコンピューターの使い方が多様化していけば、当然プログラマーの人数は足りなくなってくる、というわけでして、
国もやっとそれに気づいたということで、国の主導で、今、プログラミング教育が開始されたというわけです。

プログラミング的思考とは?

プログラミング教育の報道や記事などでよく出てくる「プログラミング的思考っていったい何?」と思われる方は多いと思います。
また、その報道や記事でも、きちんと説明していると思います。
何なら文部科学省のホームページをご覧頂けば、すべて解決します。

おしまい・・・・・・・・・・・・・・・・・・ではないです。

たぶんそこには「物事を順序だてて」とか、わかりにくいことがたくさん書いてあると思います。
ですので、基本的なことではなく、私なりにかみ砕いた内容でお伝えしたいと思います。

記事などを読んで何となくは理解できると思いますので、その部分は省くとします。

まず、物事には順序があります。人間は頭がいいので、そのあたりはあまり考えずに動くことができます。
例えば歯を磨くとき、まずは歯ブラシを手に持って、それから歯磨き粉をつけて、そして口に入れて、まずは上の歯から・・・という感じです。
もっと詳しく言えば、キャップをはずす、はめるとか、どこの歯から磨くかなど、工程はたくさんあります。でも、みなさん意識しないでやっていますよね。

でも、コンピューターはそうはいきません。

最初に書いたように、コンピューターは工程を一つ残らず指示してあげないと動かないんです。
この指示すること、プログラミングのことですが、プログラミングするためには、無意識にやっているようなことを意識的に認識しないといけないということになりますよね。

これがプログラミング的思考です。

まあ、コンピューターは歯を磨きませんが、洗濯はしますよね。そう、洗濯機です。
今は全自動が当たり前、水も自動で入れてくれて洗い、すすぎ、脱水、機種によっては乾燥。また洗剤や柔軟剤は自動投入だったり、コースによって洗い方が変わったりとか。
われわれは普段コースを選んでスイッチを入れてぐらいしかしないですが、いったいどういう工程で洗濯がされるかを考えたら、それはそれはたくさんの工程があるんですよね。

こういった工程を意識して考えること、これがプログラミング的思考です。

どうでしょうか?少しはわかりやすくなったでしょうか?

プログラミングを学ぶ理由

と、ここまで解説すればプログラミングを学ぶ理由はもうわかりましたよね。まとめますと、

コンピューターはプログラミングしないと動かない
 ↓
プログラマーが必要
 ↓
プログラマーになるにはプログラミング的思考がないといけない
 ↓
じゃあ子供のうちから勉強させないとね

ということです。
これって英会話の学習に似てないですか?

世の中は国際化社会
 ↓
英語が国際語
 ↓
英語が喋れないといけない
 ↓
じゃあ子供のうちから勉強させないとね

という感じです。
どうです?プログラミングを学習する必要性が見えてきたでしょう。

プログラミングは子供のうちからしっかり

さて、ここで「学校で教えてくれるなら、教室に通う必要ないんじゃない?」と思われると思います。

ですが、先ほど英会話にたとえたこと、これが当てはまるんですね。
えっ、英語とちがってプログラミングは成績に関係ないって?いやいや。さんざんニュースで取り上げられているように、成績つきますよ。何なら大学入試関係ありますよ。

2020年から始まったプログラミング教育ですが、初年度は小学校でプログラミング的思考を培うということで始まりました。
こちらは成績関係ないです。プログラミングの授業もないです。あるのは、日々の学習の中でプログラミングを取り入れていく、これだけです。

でも、ここをなめてかかると大変です。

続く2021年、中学校でコンピューターの学習が強化されました。
もともと技術家庭科の中でコンピューターの学習が組み込まれていましたが、これが以前とは比較とならないぐらいボリュームアップ、そしてプログラミングも。

気づきましたよね、技術家庭科として成績がつきます。でも主要科目じゃないから大丈夫か、なんて思ってはいけません。

そして2022年、なんと、情報科という科目が必修科目になりました。
今まで主要5科として国社数理英だったのが主要6科、国社数理英情になったのです。
当然成績は単独でつきます。

そして2025年度入試から大学入試共通テストの教科になります。
これは大変ですよ。

ここで話を戻して、英会話。小学校で少し学ぶものの中学高校から本格化します。はい、全く同じです。
幼児英会話、子ども英会話、やっているとやっていないのと大きな格差が生まれます。

これと同じくプログラミングも子供のうちからしっかり学んでおく必要があるのです。

思考を変えるのですから頭の柔らかい子供のうちからじゃないと。
ぜひ、プログラミングを学びましょう。

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